ポテトチップ 2008 4 27

 ポテトチップというと、どういうイメージでしょうか。
大袋に手を突っ込んで、油がしみこんだポテトチップをつまみ出す。
そして、大きく口を開けて食べる。
だから、ポテトチップは、子供向けの食べ物というイメージでしょうか。
 でも、大人も、たまにはポテトチップを食べたい。
そこで、大人向けの、上品に食べられるポテトチップがあります。
お酒のつまみにもなります。
それは、「じゃが彩(いろ)」(製造 カルビー  販売 ソシオ工房)です。
ポテトチップといっても、形がサイコロ状です。
色も、白、赤、紫です(天然色、アントシアニン色素)。
 この商品は、成城石井で見かけました。
成城石井には、アメリカ製の菓子が多数あります。
しかし、日本市場で、売るのは難しいかもしれません。
味は問題ないのですが、包装や箱のデザインに問題があります。
よく言えば「質実剛健」、悪く言えば「無駄なものには労力をかけない」。
 「じゃが彩」は、味だけでなく、
包装もデザインも、上品で手間がかかっています。
しかも、ちょっとだけ食べて、また後で食べる場合も、
消費者が困らないように工夫がされているのです。
メーカーが、消費者に対して、細かい気遣いをしているのがわかります。
 日本製とアメリカ製。
なかなか貿易収支の改善は難しいでしょう。
アメリカ製は、包装やデザインに、もう少し手間をかけるべきだと思います。
 サブプライム金融商品は、非常に手間隙かけて作りました。
サブプライムローンを証券化し、さらに「再証券化」し、
場合によっては「再々証券化」して、
モノラインという金融保険会社が保証を付けて、
さらに格付け会社が高い格付けを付けて販売しました。
これほど手間をかければ、世界の消費者(投資家)に売れたでしょう。
 どうして、金融商品には、手間隙かけるのに、
食品には、手間隙かけないのか?

















































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